五月の晦日。雨の中・・・
今日から夏の恒例行事「ゆかたソーイング教室」がスタート。参加11名の内、初日の今日は10名の出席。全10回中、6回は出席が義務づけられています。講師は、当店の仕立て職8名が一日2名ずつローテーションを組んで務めてくれています。初回ですので、開催に先立ちちょっとだけご挨拶を。。せっかくですから、先人がキモノに込めた祈りや願いなど、、手短に(汗、汗、)お話しさせていただきました。
この教室も今年で9回目になります。日頃ご自宅で、一人っきりでお仕事をしている仕立て職のみなさんには、お金にはならないけれど人とふれ合う楽しい時間になっているようです。仕立て職のみなさんがいなければできない企画だけに、本当にありがたい限りです。
さてさて、、午後は江戸更紗の染め元、「染の里 二葉苑」さんの新工房落成のオープニングセレモニーへ。二葉苑さんへは、東葉高速線~地下鉄東西線「落合」駅下車、徒歩10分と当店からは、ラクチンで行ける立地。この時期に勇敢にも工房の建て替えを決め、プランを練り、資金を用意した小林元文社長さんとは、十数年来のお付き合い。数年前逝去されたお父様文次郎先生も、天国から立派になった工房を、、、目を細めてご覧になっていることでしょう。
実は、このブログを始めるきっかけになったのが元文社長さんの一言なのです。以前から「勝田台店長の独り言」のページはご覧いただいていたようで、
「なぜ、写真が掲載できるブログをやらないの? 何かこだわりでもあるの? 武蔵屋さんならちょこちょこっと写真とっただけで、絵になるじゃないですか!」
という言葉に背中を押されてできたこのブログも開設から半年。。そして当時元文社長さんが抱えていた大きなプロジェクトも完成にこぎ着けたわけです。そんなプロジェクトの様子を綴った元文社長さんのブログはこちらからご覧ください。
それにしても、きれいになった工房だけでなく今日の人出の多さにもビックリ。。悠々作ってあるはずのスペースに人人、人。。小売り屋さんかなぁ、、染め屋さん仲間かなぁ、、一般の消費者かなぁ、、という人々の中に、新宿区の区長さんや黒塗りの車で乗りつけた議員さんとおぼしき人たちまで。。あちこちで名刺交換がおこなわれていました。あまりに大勢の人寄せでしたので、一通り工房を拝見して、私は失礼することに。オープンの喧噪が一段落したら、ゆっくりもう一度お伺いすることにしましょう。 ※おしまいの写真は二葉苑さんの新しいブログからいただいてしましました。見学中の私@店長が激写されておりましたので(汗、汗、)。