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残念な雨。

 14日、中野本店での会議に出席。店を出るころに降り出した雨が、今も降り続いています。晴れていればまん丸お月様が輝く明るい月夜。のはず、、、残念な雨です。満ち欠けを繰り返す月。まん丸になる瞬間は、15日の朝5時です。ですから、今月のカレンダーには15日に「望」のしるしが付いています。暦だけ見れば15日の晩の月がまん丸と思いがちですが、、実際は14日、、つまり今宵の月のほうがよりまん丸に近いお月さまとだったはず。なので、、残念な雨です。

残念な雨。_c0151691_273847.gifいまでこそ、カレンダーや手帳を誰もが持っていて、今日が何日か、、誰もが知っています。度忘れすることはありますけどね。。江戸時代以前は、月の満ち欠けが日にちを知る目安になっていました。ですから、旧暦の暦は月の満ち欠けを基準にしてつくられていたんですね。月が肉眼で見えるようになるのが「三日」。それからさかのぼって、「ついたち」を知りました。あたらしい月の始まり、、「つきたち」が「ついたち」の語源です。遡って知るので「ついたち」を「朔」と書き、「さく」と呼んだのです。

残念な雨。_c0151691_282340.gif七日か八日が上弦の半月。
残念な雨。_c0151691_2112118.gif十五日か十六日が満月。
残念な雨。_c0151691_212291.gif二十二日か二十三日が下弦の半月です。
誰が見てもわかりやすいこれらの日にちに、さまざまな祭礼が行われました。伝統にのっとって日にちを決めて行われているお祭りは、太陽暦になった今もこの日にちで催行していることが多いのです。代表的なのが、「お盆」。新暦7月にお盆を行う地方でも、旧暦で8月に行うところでも、送り盆の日にちは15か、16日。今のカレンダーでは、必ずしも満月にはなりませんが、旧暦の時代には盆踊りの輪の上にはいつも満月が輝いていたはずです。

あす、、というか今日は天気が回復の予報。秋の最後の満月を楽しめそうです。
by m_katsutadai | 2008-10-15 01:53 | @店長榎戸 | Comments(0)

和の生活提案型きものshopの日常と非日常!?


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