残念な雨。
いまでこそ、カレンダーや手帳を誰もが持っていて、今日が何日か、、誰もが知っています。度忘れすることはありますけどね。。江戸時代以前は、月の満ち欠けが日にちを知る目安になっていました。ですから、旧暦の暦は月の満ち欠けを基準にしてつくられていたんですね。月が肉眼で見えるようになるのが「三日」。それからさかのぼって、「ついたち」を知りました。あたらしい月の始まり、、「つきたち」が「ついたち」の語源です。遡って知るので「ついたち」を「朔」と書き、「さく」と呼んだのです。
七日か八日が上弦の半月。
十五日か十六日が満月。
二十二日か二十三日が下弦の半月です。
誰が見てもわかりやすいこれらの日にちに、さまざまな祭礼が行われました。伝統にのっとって日にちを決めて行われているお祭りは、太陽暦になった今もこの日にちで催行していることが多いのです。代表的なのが、「お盆」。新暦7月にお盆を行う地方でも、旧暦で8月に行うところでも、送り盆の日にちは15か、16日。今のカレンダーでは、必ずしも満月にはなりませんが、旧暦の時代には盆踊りの輪の上にはいつも満月が輝いていたはずです。
あす、、というか今日は天気が回復の予報。秋の最後の満月を楽しめそうです。