高津比咩神社、祭礼衣装いよいよ制作進行!
室町時代、下総の国を領有していた千葉氏ゆかりの祭礼が今年行われる「二宮神社式年大祭」、通称「三山の七年祭」です。二宮神社の祭神、藤原時平の元に周辺4自治体に散在する8つの神社に祀られた家族が集うという意味を持っているのです。「式年(しきねん)」とは、毎年ではなく決まったサイクルで執りおこなうことで、二宮神社の式年大祭は6年に一度。丑年と未年に催行されます。室町時代1445年(文安二年)、千葉氏の重役で馬加(まくわり)城主、千葉康胤(やすたね)が始めた歴史のある祭礼です。康胤(やすたね)が妻の安産を祈願し、その願掛けに祭礼執行を約束したのです。無事男児が誕生、、それ以来、安産祈願と安産御礼の神事が脈々と受け継がれているというわけです。お乳の出る動物、丑(牛)と未(羊)の年に催行されるのも、きっとお祭りの縁起からそうなったものと考えられます。
私達がお手伝いさせていただいているのがこの高津比咩神社の氏子の皆さまの祭礼衣装。あまりの責任の重さに畏れおののくばかりです。氏子の各家庭から提出された注文がようやく先週末私どもの所に届き、当店で集計。それを再度、大祭委員会の立世話人にご確認いただき、、今日メーカー側に発注してきました。見積の依頼を立世話人から受けメーカーを訪ねたのが7月7日。大きなお祭りだけに、、動き出すまでにもかなりの労力と時間がかかるのでしょう。
これから納品までに残された時間が約一ヶ月。12年前の催行から3度目となるお役目だけに、「ノーミス」で臨みたいと決意を新たにしています!! 長文、、お付き合いいただきましてありがとうございました。