新春の浅草へ
ウィークデーだというのに浅草仲見世はものすごい人出。「新春浅草歌舞伎」は、そんな浅草の1月に欠かせない存在になりました。新春の風物詩が現在のメンバーで行われるようになって今回でちょうど10回目、節目の興行になります。
浅草公会堂にうかがう前に浅草寺へ。本堂は現在、営繕工事中。大きな龍が描かれた養生幕におおわれています。それでも人の波はどんどん本堂に吸い込まれて、観音様はお休みなしの大忙しです。私@店長もちい旅企画の成功をお祈りしてきました。
浅草歌舞伎の名物は、演目に先駆けて行われるお年玉年始あいさつ。毎公演、花形役者が交代で勤めます。下見の今日は、中村亀鶴(きかく)さんが登場。軽妙なおしゃべりと、舞台を降りてお客さまにインタビューする趣向で客席を沸かせていました。ちい旅当日の16日2部は、人気者市川亀治郎さん。今から楽しみです。
はじめの演目は、時代物の大作「奥州安達原 袖萩祭文」。平安末期の「前九年の役」の後日談という設定です。中村屋の若旦那、勘太郎さんと七之助さんを全面的にフューチャーした配役です。見どころも多く、衣装も豪華で素晴らしい舞台。二つ目の演目は狂言を出典にした大酔っぱらいの話。最近はこんな酔っぱらいを見ることがなくなりました。単純に楽しんでいただける作品。コントラストのはっきりした二つの演目がそろいました。さてさて、今日の下見をもとに車中での演目解説の準備を明日から・・・。