9/4(水)、人形町~浜町、明治座界隈を下見してきました。
人形町駅近くには、今回の公演で石川さゆりさんが演じる「芝浜」の原作者、三遊亭円朝(さんゆうていえんちょう)が定席にしていたという「寄席 人形町末広跡」の碑が残されていて、今回のお芝居のゆかりの地であることを物語っています。
「寄席 人形町末広跡」の碑。
人形町の名物といえば、人形焼。商店街には、板倉屋さんと
重盛永信堂さんが。
甘酒横丁というぐらいですからどこかで甘酒をいただけるお店があるはず。ここ、お豆腐を商う双葉さんで甘酒を求めることができます。
そして横丁の人気ナンバーワンがこちら、たい焼きの柳屋さん。パリッと香ばしい皮に柔らかめの餡がよく合って絶品です。目印は「行列」。お時間のあるときにチャレンジしてください。
そして甘酒横丁には、人形町で3軒目の人形焼店、亀井堂さんもあります。同店は、政治家の顔をかたどった煎餅でもおなじみです。
さらに横丁を進むと、緑豊かな公園が。入口で勇壮に身構えているのは、弁慶像。ここ人形町は、江戸時代、芝居小屋が多く建ち並んでいたところ。そのことを今に伝えるため、公園の整備とともに建立されたのだそうです。
弁慶像から目を転じると、銀座あけぼの浜町店さんがあります。私ども武蔵屋勝田台店でときどきお出ししているあけぼのさんのお菓子は、いつもこちらのお店から取り寄せているのです。
そして、大きな通りをわたると、そこが明治座ですが、目に飛び込んできたのは見慣れない神社。何と水天宮さんが引っ越してきているではありませんか。
人形町の水天宮さんは、現在、新築中。それでここ浜町の仮社殿に引っ越してきていらっしゃるのです。
さすがは安産祈願のメッカ。仮社殿の今も熱心にお参りされるご夫婦連れや家族連れが大勢訪れていらっしゃいました。新しいお宮さんの完成は、2年後の平成27年の8月。それまでは、明治座のお向かいでお芝居のご見物衆の立ち寄り先にもなりそうです。
桜の紋が輝く明治座。
石川さゆり特別公演の初日を前に、現在はゆっくりと英気を養っているようでした。
小さな小さな旅9月の催行は、9/16(月祝)。ご参加の皆さま、どうぞ楽しみにお待ちください。