「楮紙布(とうしふ)・日本の古代布展」、明日から後半です。
新潟・小千谷から「織田工房(おりたこうぼう)」の折田一仁(おりた かずひと)先生が来場され、機織りの実演もご覧いただいております。折田先生が取り組まれているのが「楮紙布」と書いて「とうしふ」と読ませる工房独自の織物。和紙を細くリボン状に裂いたものに撚りをかけて作る和紙糸を経(たて)に。緯糸(よこいと)には、和紙の原料となる楮(こうぞ)の木の皮を割いた糸を用いています。経糸に和紙の糸、緯糸に楮糸を用いた独特な組成から「楮紙布(とうしふ)」と名付けたそうです。近年とても注目を集めている「楮紙布」を間近でご覧いただくチャンスです。台風一過の後半二日間、どうぞお繰り合わせの上、ご来場くださいませ。