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2018年 08月 08日 ( 1 )
謎多き人物、源頼政に想いを馳せる10月21日の「能を知る会 東京公演」
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小さな小さな旅10月、拝見する物語の要(かなめ)・源頼政は、平家物語に登場する人物の中で最も興味深い、最も謎に満ちた人物です。平家と源氏双方が身内をふたつに割って骨肉相争った保元の乱と平治の乱。このふたつの戦さで巧みに潮目を読み、勝者の側についた頼政は、鋭敏な政治感覚を持ち合わせていたと思われます。その一方で、「鵺(ぬえ)退治」に語られる武勇の持ち主、剛の者しての一面。さて、どちらが本当の頼政だったのでしょうか?


この謎から、これまでもさまざまな時代劇の中でいろいろな描かれ方をしてきました。2012年放送のNHK大河ドラマ「平清盛」では、摂津源氏を率いる武者、まさに剛の者として登場。演じていたのは、宇梶剛士さんです。武蔵屋勝田台店〃内では、頼政の登場回となった「保元の乱」の回をビデオでご覧いただいております。


大河「平清盛」には、低迷した視聴率とは裏腹に豪華な俳優陣の名が並んでいました。平家の頭領、平清盛に松山ケンイチ。清盛のライバル、源義朝に玉木宏。このふたりを巧みに操り権力の保持を目論む後白河帝に松田翔太。松田翔太さんは今年の大河で最後の徳川将軍、徳川慶喜公を演じています。肉親の愛に恵まれない、どこか影のある鬱屈した役が似合う役者さんです。


保元の乱ではともに後白河帝側として、崇徳上皇方と弓矢を交える平清盛と源義朝。そのふたりの前に立ちはだかるのが、鎮西八郎の異名を持つ源為朝。その異形の役を演じたのは、橋本さとしさんでした。


平清盛の妻で、のちに「二位尼(にいのあま)」と呼ばれ、壇ノ浦で安徳帝と宝剣・草薙剣とともに入水する時子を深田恭子さん。かたや源義朝の側室・静御前には武井咲さん。男の群像劇に美人女優が花を添えていました。


大河「平清盛」に遡ること7年前、2005年放送の大河「義経」の中で源頼政は、巧みな政治家として描かれ、丹波哲郎さんが怪演していました。保元・平治の両乱を生き抜いた数少ない源氏方の武将。僧・俊寛らが鬼界ヶ島に流され、のちに浄瑠璃「平家女護島(へいけにょごのしま)」に描かれることになる平家打倒の密議「鹿ケ谷の陰謀」にも頼政は加わらず、源氏の中で唯一、三位(さんみ)に叙せられ公卿に列せられるのです。


そんな冷静沈着な判断力を持ち、幾多の選択肢で正解を引き当ててきた源頼政が、人生の最後の最後で清盛を裏切り挙兵。準備不足のまま、宇治川の戦いに敗れ自害に追い込まれることになったのは、まことに不可解。また、多くの源氏ゆかりの子息達を自分の養子に迎えていたその狙いも明らかではありません。


謎多き人物、源頼政に想いを馳せる10月21日の「能を知る会 東京公演」、今からとても楽しみです。詳しくは、下のリンク先からご覧ください。
「小さな小さな旅10月」


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by m_katsutadai | 2018-08-08 17:37 | @店長榎戸 | Comments(0)

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